高齢化が進む社会の中、「介護」はある日突然身近な存在になります。「自分はまだ関係ない」と考えるのではなく、介護について基本的なことを知っておけば、もしもの備えになります。
ここでは、各種高齢者向け施設・住宅の違いや、入居前に知っておきたいお金のことなど、専門家監修のもとジャンルごとに分かりやすくまとめています。
老人ホームの入居時に必要なものは?持ち込み禁止のものもご紹介
老人ホームでの生活は、すべて施設側が用意してくれるものではなく、入居者側が入居前に用意しなくてはならないものがあります。
今回は、入居時に焦ったりしないよう、入居準備として必要な持ちもの、また施設には持ち込み禁止のものをご紹介します。
いざ着替えや下着を大量に持って行っても、入居施設の収納設備に入らないと困りますね。
まずは入居する施設の部屋を見学し、どの程度衣類が入るか確認しておきましょう。
また、今回ご紹介する持参物も、施設によって必要なかったり、それ以上に必要なものがあったりしますので、施設の方に事前に確認することも必要です。
まず、入居時に揃えて提出しなければならない書類があります。
入居者の健康の把握や介護医療を受けるうえでの必要資料です。役所で手続きが必要な場合があるので、早めに書類の用意を始めましょう。
量としては、一週間分を目安に準備しましょう。多くの老人ホームでは洗濯サービスがあるため、衣類が足りなくなるということはあまり起きません。
施設スタッフの方が洗濯を代行してくれるので、洗濯しやすいようすぐに洗濯機で洗える素材の衣類を用意した方が良いでしょう。
また要介護度が高い場合は、衣服や下着が汚れる回数が比較的高く、一日で何枚も使用することが多くなるので、より多めに持参したほうが良いでしょう。
また、寒いときに体温を調整できるよう、羽織ものやひざ掛けがあると快適ですね。
(暑さに関しては、施設は年中空調が効いているのであまり困ることはないようです。)
また、以下の消耗品が必要な場合もあります。
施設での生活の中でも、楽しみを感じられるものはかさばらない程度に持参しましょう。
家具は備え付けのものがある施設が多いですが、配置スペースにゆとりがあるのであればお気に入りの家具を持ち込むことも可能です。
娯楽品に関しては、まわりの入居者に迷惑をかけないもの、退室する場合に負担がかからないものを検討して持っていきましょう。
介護度の高い方は、身の回りの介護用品は自身で準備が必要です。
その他、入居者が日常生活を送る際に必要なものも忘れないように持っていきましょう。
逆に、施設内に持ち込み禁止とされているものもあります。
例えば以下のような火事の恐れのあるものが挙げられます。
また、刃物類も操作が誤った場合に怪我に繋がりますので禁止されているところもあります。
他に、認知症の症状のある方が外出時に行方不明にならないよう、乗り物も規制している場合があります。
そして、飲食物も原則持ち込み禁止の施設があります。差し入れに関しても、健康面と食中毒等の観点から抑制されています。
さて、今回は入居前の準備についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。
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2015年8月入社。株式会社タイオン365立ち上げメンバー。 老人ホーム相談事業の相談員として4年間勤務。計820名のお客様をご案内させていただきました。その後、2020年8月から介護保険事業へ参入。デイサービスを3施設、2021年9月に福祉用具貸与販売事業を開設。その他に介護施設コンサルをさせていただいており、集客や運営のお手伝いをさせていただいています。