「知って安心」介護に関する基礎知識

高齢化が進む社会の中、「介護」はある日突然身近な存在になります。「自分はまだ関係ない」と考えるのではなく、介護について基本的なことを知っておけば、もしもの備えになります。
ここでは、各種高齢者向け施設・住宅の違いや、入居前に知っておきたいお金のことなど、専門家監修のもとジャンルごとに分かりやすくまとめています。

お役立ち情報

つらい介護疲れで鬱になる前に レスパイトケアとは?受けられるサービスを紹介

在宅介護に必ずついてくる深刻な問題。それは「介護疲れ」です。

在宅介護で家の中にずっとつきっきりの状態で、24時間365日の在宅介護の環境は、ストレスがたまりやすく「介護うつ」になる危険性がかなり高いのが現状です。

そこで、介護者の一時的な休息の提供を目的とした「レスパイトケア」という支援サービスが近年拡大しています。

レスパイトケアとは?

レスパイトケアとは、介護者が一時的な休息を取るための支援サービスです。

レスパイトケアのサービスを利用することによって、介護者が日常の負担やストレスから一時的に解放され、リフレッシュする機会を得ることを目的としています。

また、冠婚葬祭や介護者の体調不良の際にも活用できるサービスです。

介護者の健康維持、介護うつの予防のために、近年非常に重要視されています。

レスパイトケアのサービス

レスパイトケアは、下記のようなサービスが提供されます。

  • 短期の宿泊
  • 疾患に応じた医療行為
  • リハビリテーション
  • 生活支援

レスパイトケアでは入院病棟のある医療施設にて、「地域包括ケア病床」という短期宿泊用の病床が用意されています。

各医療施設によってレスパイトケアを行っているところと実施していないところがあるので、各施設で確認しましょう。

岡山県のレスパイト入院

現在岡山県では、在宅難病患者一時入院(レスパイト入院)事業が展開されています。

現時点の対象者は下記の通りです。

  • 岡山県内に住所を有する方
  • 指定難病または特定疾患治療研究事業において医療費受給認定を受けている在宅療養中の方
  • 岡山県難病医療連絡協議会において、本事業を利用してのレスパイト入院が必要と判断された方

難病患者さんが、家族等の介護者の休息(レスパイト)等を理由に、在宅で一時的に介護等を受けることが困難になった場合に、一時入院することが可能な病床を確保することにより、患者さんの安定した療養生活の確保と介護者の福祉の向上を図ります。

介護うつを予防するには?

レスパイトケアのサービスには対象者に制限があったり、介護度が重度の方が優先されることもあるため、在宅介護の方がいつでも全員支援を受けられる訳ではありません。

レスパイトケアのサービスを利用する以外にも、介護鬱になる前に心がけたい対策をご紹介します。

他人と会話をして自分の感情を口に出す

一つ目は、他人と会話をすることです。鬱になる要因として、「一人で介護をしている」という孤独感から発症する場合もあります。

昨今はインターネットやSNSで感情を吐露することも可能ですが、そうなると一人でふさぎこむ時間が自然と増えてしまい、悪循環になることも。

他人に対面や電話で相談することで、自分の考えや意見を整理できたり、共感によって安心を得られたりするため、なるべく会話の機会を意識して増やしましょう。

健康な生活習慣

介護によって不規則になりがちな生活習慣ですが、毎日の健康な食事、適度な運動など、規則正しい生活習慣は、体力と精神を健康にしてくれます。

少しずつ意識をしていきましょう。

施設への入居を早期に検討する

要介護度が高ければ高いほど、在宅介護での負担は増えることになります。

介護施設や老人ホームは定員があるため早期に問合せをしないと満員となる場合があったり、また介護うつ手前までいってしまうと、施設を探すことも億劫に感じてしまったりする可能性もあるため、まだ余裕のあるうちに「早期に」施設を検討することが重要です。

岡山県有料老人ホーム相談センターでは、ご希望のご予算と介護度にあわせた施設を無料でご提案、見学サポートさせていただきますので、在宅介護のかたは一度お気軽にご連絡ください。

公式LINEでもご相談いただけます。

親が介護施設への入居を拒否している場合

親が介護施設へ入居を拒否し続け、やむなく在宅介護をつづけられている方へ、入居者の方の気持ちに寄り添いつつ、入居を促す方法がございます。お悩みの方は一度お電話でご相談ください。

親が老人ホームの入居を拒否しているときの対処法

「在宅介護が難しくなり、親に施設入居の相談をしたら拒否された・・・」 このような入居者自身に施設入居を拒まれ、どうしたらいいか分からない状態に陥るご家庭も少なくありません。 今回は、対応策を実際の事例と経験に基づいて解説

監修者:山本晃

2015年8月入社。株式会社タイオン365立ち上げメンバー。 老人ホーム相談事業の相談員として4年間勤務。計820名のお客様をご案内させていただきました。その後、2020年8月から介護保険事業へ参入。デイサービスを3施設、2021年9月に福祉用具貸与販売事業を開設。その他に介護施設コンサルをさせていただいており、集客や運営のお手伝いをさせていただいています。

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