高齢化が進む社会の中、「介護」はある日突然身近な存在になります。「自分はまだ関係ない」と考えるのではなく、介護について基本的なことを知っておけば、もしもの備えになります。
ここでは、各種高齢者向け施設・住宅の違いや、入居前に知っておきたいお金のことなど、専門家監修のもとジャンルごとに分かりやすくまとめています。
ご家族の方が認知症と診断され、在宅介護ができるかどうかお悩みの方へ、今回は認知症の在宅介護に関わるいくつかの問題点と課題をご紹介します。
認知症の症状が進行するにつれ、介護者にかかる身体的・精神的負担が増大します。日常的なケアが必要となり、24時間のサポートが求められることもあります。
在宅で認知症の方を介護することは、特に長期化する場合、介護者に強いストレスを与えることがあります。孤立感や疲労感、精神的な負担が蓄積しやすく、介護者の健康にも影響を及ぼすことがあります。
認知症の進行に伴い、記憶障害や行動障害などの症状が現れるため、適切な対応が求められます。認知症特有の行動(徘徊、妄想、暴言など)に対する理解と対策が難しい場合もあります。
認知症の在宅介護は、医療費や介護用品の費用、在宅サービスの利用料などがかかります。
また、認知症特有の徘徊などの行動がでると、位置情報がわかるサービスや鍵の設置など、安全面を考慮した防御策をとらなければならないため、経済的な負担が増える可能性があります。
特に一人で介護を担う場合、地域社会や家族、友人からの支援がないと孤立しやすくなります。サポートネットワークがないと、介護負担が過度に重くなる可能性があります。
これらの問題点に対処するためには、地域の介護サービスや医療機関の利用、介護者同士の情報共有やサポートグループの活用、そして家庭内での役割分担や相談が効果的です。また、介護者のメンタルヘルスをケアするための休息やリフレッシュも重要です。
一見、要介護度の高い要介護5の方が、要介護2や要介護3と比べると介護が大変というイメージがありますが、一概にそうとは言い切れません。
一般的に、要介護2や要介護3程度の認知症になると、自立歩行は可能ですが、徘徊や癇癪などの症状がでてきます。
介護をする上で徘徊は行方不明や事故に繋がるため、常に行動を見張っておかねばならず、介護をする方にも負担や精神的不安が多いと言えます。
逆に要介護5となると、身体機能が衰えほぼ寝たきりとなる方が多いため、その場合は徘徊したり癇癪をおこす体力が残っておらず、その分「いつの間にかいなくなる」「妄想で他人に迷惑をかける」という頻度は少なくなる傾向にあります。
つまり、要介護度があがるにつれて大変、というわけではなく、それぞれの段階で在宅介護においての問題点がある、ということです。
今は認知症の症状のでていない方でも、今後認知症となる確率は加齢により高くなります。
2025年には、日本の5人に1人が75歳以上の後期高齢者となってしまう「2025年問題」という深刻な状況があります。
認知症においては、日本人の17人に1人が認知症になると言われています。さらに65歳以上でいうと、5人に1人が認知症になると言われています。
従って、今後認知症の方の割合はどんどん多くなり、世帯内で一度に複数人の認知症の方の介護をしなくてはならない状況もでてくるでしょう。その中で、無理をして在宅介護を続けることで、心身が疲労し共倒れとなる危険性も多くはらんでいます。
在宅介護に少しでも不安のあるかたは、在宅介護をしながら施設入居も同時に検討しましょう。
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2015年8月入社。株式会社タイオン365立ち上げメンバー。 老人ホーム相談事業の相談員として4年間勤務。計820名のお客様をご案内させていただきました。その後、2020年8月から介護保険事業へ参入。デイサービスを3施設、2021年9月に福祉用具貸与販売事業を開設。その他に介護施設コンサルをさせていただいており、集客や運営のお手伝いをさせていただいています。